<新型コロナ>まん延防止適用要請 沼田、安中など10市町対象 知事「酒類提供 終日自粛を」

2021年5月13日 07時26分

まん延防止等重点措置の適用を要請した山本知事=県庁で

 群馬県内でも新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないため、九市一町に「まん延防止等重点措置」を早ければ十六日から適用するように県が国へ要請したことを受け、山本一太知事は十二日の臨時記者会見で、飲食店の酒類提供を終日自粛するように求め「会食で感染し家庭に持ち込むケースが多い」と県民に協力を訴えた。 (池田知之)
 適用を要請したのは、前橋、高崎、伊勢崎、太田、沼田、渋川、藤岡、富岡、安中市と玉村町。
 要請の理由は、一日当たりの新規感染確認者数が十一日までの一週間平均で七七・七人、同日現在で四百三十二床ある病床の稼働率は62・5%と、ともに国の基準で「ステージ4(爆発的感染拡大)」にあるため。先週(五月二日)はそれぞれ六四・四人、40・0%だった。
 新規陽性者の検体から抜き出すスクリーニング検査でも、変異株が占める割合が上昇傾向にある。四月二十六日〜五月二日は31%だったが、直近の五月三〜九日は44%に上昇した。
 県はスクリーニング検査の対象者の割合を、九日時点の36%から五月末までに50%にする計画だ。
 山本知事は「感染力の高い変異株には、今までのような対策では不十分。大人数や(密閉・密集・密接の)三密は控え、二密でも気を付けてほしい」と強調した。
 感染拡大を抑えるため、九市一町の飲食店では、事実上の「禁酒令」になる。前橋市中心部の飲食店の女性従業員は「料理を安くしているので、酒を飲んでもらわないと客単価が上がらない。経営はますます厳しくなる」と困惑。「営業制限が終わる目標があれば立ち向かえるのだが。どうすればいいのか分からない」とやるせない様子だった。

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