墨田区、接種会場確保で連携 千葉大がキャンパス提供

2021年5月14日 07時20分

広々とした吹き抜けのスペースを活用した千葉大の接種会場=墨田区の千葉大墨田サテライトキャンパスで

 新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、墨田区では今年四月に開設された千葉大学墨田サテライトキャンパス(文花一)が接種会場として活用されている。より多くの会場を確保したい区と、地域貢献を期す大学側の連携で実現した。
 墨田区では十日に六十五歳以上の高齢者向け集団接種と、一部医療機関での個別接種を始めた。通常診療と並行して接種を進める各医療機関では十分な広さや動線の確保が課題で、区は包括連携協定を結ぶ千葉大に協力を打診。キャンパス一階の地域開放スペースの提供を受け、近くの墨田中央病院(京島三)の個別接種会場とすることになった。
 接種四日目の十三日は、予約した六十人の区民が次々に訪れ、広々とした吹き抜けの会場内で接種を受けた。医療機関でない会場でも安心して接種を受けられるよう、副反応や万が一に備えて、東京曳舟病院(東向島二)の救急車と救急救命士らが待機した。
 区企画経営室の郡司剛英参事は「喫緊の課題であるコロナ収束のため、大学の活用を協議してきた。地域の医療、命を守る有意義な取り組みだ」と話した。 (長竹祐子)

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