<新型コロナ>高齢者の集団接種スムーズに 岩槻区 医療従事者向けを視察

2021年5月14日 07時51分

医師(右端)による予診を視察、メモをとる区幹部ら(左)=さいたま市岩槻区で

 六月中旬から高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの集団接種を始める予定のさいたま市で十二日、岩槻区役所の幹部らが岩槻医師会(同区府内一、林承弘会長)で実施中の医療従事者向け集団接種を視察した。手順を学び、区役所での集団接種に生かすのが狙い。会場設営での検討課題も明らかになった。 (前田朋子)
 市は六月十三日から二区役所で、十九日からは全十区役所で、土日に高齢者の集団接種を実施する予定。市によると、岩槻区在住の六十五歳以上の高齢者は約三万四千人(五月一日現在)。このうち14〜21%ほどが集団接種を受けると見込まれ、同区役所では一日当たり最大百八十人の接種を想定している。
 同区役所での集団接種には、岩槻医師会が医師や看護師を派遣するが、区職員も書類の確認や誘導などに携わる。スムーズで安全な作業が求められるため、事前に手順を共有する必要があると判断。同医師会理事の小児科医で、厚生労働省予防接種推進協議会副委員長でもある峯(みね)真人さん(69)の呼び掛けもあり、今回の視察が実現した。
 同医師会は四月中旬から区内の医療従事者に接種しており、十二日はおよそ六十人が接種を受けた。区幹部らは会場入り口からの動線や予診、ワクチン希釈の現場などを見学。区役所が会場になった場合を想定し、「希釈場所はもっと広い部屋が必要」「入り口が多い区役所では誘導職員を増やすことも検討すべきだ」などの課題があがった。今後は実際に作業に携わる職員ら十七人が交代で視察する。

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