10月に開館20年迎える県立館林美術館 歩み振り返る100点

2021年5月14日 08時04分

森亮太の「二つの突起」(手前)などが展示されている館内=館林美術館で

 十月に開館二十年を迎える県立館林美術館の歩みを振り返る企画展「水に浮かぶ島のように」が、館林市日向町の同館で開かれている。親しみやすい作品が多い千二百点を超える所蔵品の中から、国内外の約百点を選んで展示。ともに県内出身の画家鶴岡政男(一九〇七〜七九年)、版画家藤牧義夫らの作品も並んでいる。 (池田知之)
 新型コロナウイルス感染拡大のため、十六〜三十一日は臨時休館する。会期は六月十三日までだが、同月の予定は未定。
 同館は水田や湿地に囲まれ、「水面に浮かび上がる島」をイメージして建設された。高崎出身の鶴岡の作品は、涙を流す女性の絵「涙する人」を紹介。一一年に館林に生まれ、三五年に東京で失踪した藤牧の「城沼の冬」など地元にちなんだ作品が並ぶ。
 館林出身の彫刻家森亮太(五二〜九三年)は、黒御影石のアーチに耳が付いたような「二つの突起」を展示し、来館者は独特な形を興味深そうに鑑賞している。ピカソ、シャガール、クレー、ウォーホルら海外の多彩な作品も公開。作品の受け入れやこれまでの企画展を担当した学芸員らの感想文も紹介している。
 観覧料は一般六百二十円、大学・高校生三百十円、中学生以下無料。問い合わせは同館=電0276(72)8188=へ。

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