<新型コロナ>高齢者ワクチン タクシー代を足利市が負担 自宅−会場、初登庁の市長指示

2021年5月14日 08時01分

就任式で市幹部に語りかける早川尚秀市長=足利市役所で

 四月の足利市長選で当選した早川尚秀市長は十三日初登庁し、新型コロナウイルスワクチンの高齢者接種で、自宅と集団接種会場間のタクシー料金全額を市が負担するよう市幹部に指示した。選挙公約で「ワクチン接種時の移動手段確保」を掲げており、「スピード感のある行政」を業務初日から強く示した。
 タクシー料金については、市内五会場で今月二十三日から始まる集団接種でワクチン接種した高齢者も補助を受けられるようにするという。当面、七十五歳以上のみの世帯一万五千人が対象。六月議会に補正予算案を提出する。
 早川市長は初登庁後、幹部職員を集めた就任式で「建設的な意見を言い合える風通しのいい職場にする。誇りと自信を持って市に新たな価値を生み出してほしい」と呼びかけた。
 記者会見では「現在の足利市は課題が山積」と分析、「民間の力も活用して総力戦で臨み、優先順をつけて一つ一つ解決していく」と述べた。主な課題として挙げたのは、市執行部と市議会が対立した足利市民会館廃止関連や、南部クリーンセンターなど公共施設の建て替えと財源確保、近隣住民が反発する中橋架け替え問題など。副市長人事は今月下旬開催の臨時市議会に提案する意向だ。
 早川市長は銀行員を経て県議を五期十八年経験。「足利の再生」を掲げて市長選に出馬し、現職だった和泉聡さんに一万九百一票の差をつけて初当選。父は二〇〇一年、同市長在任中に急逝した一夫さん。親子二代で同市長を担う。 (梅村武史)

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