オール巨人が新譜 古希、来し方振り返る歌

2021年5月14日 09時01分
 漫才界の大御所「オール阪神・巨人」のオール巨人が、シングル「夢浪漫」を出した=写真。十一月に古希(七十歳)を迎える節目の年。苦労して子供を育て上げ、来し方を振り返る男が、心に咲かせる「花」の美しさを歌い上げている。
 作詞・作曲のオオガタミヅオに要望を伝え、自分の気持ちを盛り込んだ。例えば「育ってくれた子供らも いつの間にやら人の親」というくだり。当初の案の「育て上げた子供ら」という表現を変えてもらった。
 「芸人として一番忙しい時に子供が三人もできてしまって。不機嫌な態度で接することも多かった」といい、罪滅ぼしの気持ちを込めた。「長男は共感してくれたのか、歌詞を褒めてくれて」とはにかむ。
 一九七五年にオール阪神とコンビ結成、正統派のしゃべくり漫才の第一人者。歌手としては一九七六年にデビューし、漫才の合間に歌声を披露するなど地道に活動している。「子供のころの最初の夢は、芸人じゃなくて歌手。漫才はリズム感が大事だけど、歌が好きなことが生きたのかな」
 新譜のポスターに「最後の挑戦!」と銘打ったのは「年を取って声も出にくくなってきた」から。でも、続けて「どっちみち、またCDを出すはず。このキャッチフレーズ、外しといた方が良かったかな」と笑いを誘った。 (林啓太)

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