LGBT「理解増進法案」修正案、超党派議連で合意 自民内ではまだ了承得られず…保守層の動向に焦点

2021年5月14日 19時56分
 LGBTなど性的少数者の課題を考える超党派の議員連盟は14日、国会内で総会を開き、自民党の特命委員会が修正した「理解増進法案」を、与野党一致の議員立法として国会提出する方針で合意した。ただ、自民党内の了承手続きは済んでいない。今後は、提出に慎重な保守層の了承を得られるかが焦点となる。

 議連総会の後、与野党合意案について話す野党側実務者の西村智奈美議員(立憲民主)㊧、超党派議連会長の馳浩議員(自民)㊥ら

 自民は10日の議連総会で修正案を示し、法案の目的に「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されないものであるとの認識の下」との文言を追加。「性同一性」という言葉を、政府答弁で使用している「性自認」に変更した。その後、法案の基本理念にも「差別は許されない」との文言を加えた再修正案を示し、野党側が受け入れた。
 今後の自民党内の調整について、議連会長の馳浩元文部科学相は「党の中に多様な意見があることは否定しない。超党派の議連で合意した意味をきちんと伝えていくことが必要だ」と記者団に強調した。
 立憲民主党の西村智奈美衆院議員は「差別」の文言が入った修正を評価する一方で「差別解消のための具体的な措置が依然として入っていない」と課題を挙げた。 (中根政人)

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