【会見詳報】菅首相「五輪は世界最大の平和の祭典」…延期論には「IOCが7月開催を決めている」 

2021年5月14日 22時41分
 新型コロナウイルス感染が拡大している北海道、岡山県、広島県への緊急事態宣言の表明などに伴い、菅義偉首相は14日、記者会見を行った。会見の詳報は次の通り。
 

記者会見する菅首相(代表撮影)

 
【冒頭発言】
 先ほど新型コロナ対策本部を開催し、緊急事態宣言について北海道、岡山県、広島県を追加し、期間は5月16日から31日までとすること、まん延防止等重点措置について群馬県、石川県、熊本県を追加し、期間は5月16日から6月13日までとすることを決定した。
 全国の感染状況は地域によって差が見られる中、感染が急速に拡大している地域がある。新規感染者数は大阪では減少に転じているが、東京はおおむね横ばいの状況であり、愛知、福岡では感染者数の増加が続いている。
 そうした中で、比較的人口規模の大きな北海道、岡山県、広島県において新規感染者数が極めて速いスピードで増加している。これらの地域においては、これまで地元の自治体と連携しつつ対策を進めてきたが、今朝の(基本的対処方針)分科会で専門家の方々からより厳しい対応が必要との考えが示された。政府としても変異株が広がる中で今が感染を食い止める大事な時期だという考えに変わりはなく、専門家の意見も尊重し、今回追加の判断を行った。期間は東京などの都府県と合わせて今月末までとし、その後の対応については、その時点で改めて判断を行っていく。
 緊急事態宣言の地域においてはそれぞれの自治体と協力し、飲食店のお酒やカラオケの提供の停止、テレワークの促進など高い緊張感のもとで強い措置を講じていく。まん延防止等重点措置の地域においては、飲食店の時間短縮や見回りなどの集中的な対策を講じ、さらに飲食店の酒の提供の停止など緊急事態宣言と同様の措置もできることとしている。
 全国の自治体で今週から順次、本格的なワクチン接種が進んでいる。ワクチンの接種は皆さん一人一人の命を守る切り札となるものだ。自治体や医療関係者の協力が進み、全国の85%を占める1490の市町村で7月末までに、高齢者の接種を終えることができる予定となった。
 また各地で、都道府県と大学病院などが協力して大規模接種センターを設ける動きも進んでいる。今後も全ての自治体をしっかりサポートし、全ての皆さんが1日も早く接種できるように取り組んでいく。
 さらに来月中をめどに高齢者の接種の見通しがついた市町村から基礎疾患がある方々を含めて、広く一般の方々にも接種を開始する。あわせて全国の企業の産業医の協力を得て、地域の方々や職場の方々への接種を進めていく。
 なかなか予約が取れないなど皆さまにはご不便をおかけしていることを大変申し訳なく思っている。必ず皆さんに受けていただけるように6月末までには1億回分のワクチンを確保し、自治体など関係者としっかりと協力していく。医療、介護などの現場では、関係者の方々が今日も懸命に尽力をいただいていること、心より感謝を申し上げる。1日も早く安心できる日常を取り戻すため、ワクチン接種の加速化を実行する。
 それまでの間は対策を徹底し、全国各地の感染レベルをできる限り抑えていく。そのためにはマスク、手洗い、3密の回避という欠かすことのできない予防策の徹底をお願いする。特にマスクなしの会話による感染が原因の大部分を占めるという調査結果がある。飲食や会話の場面、また職場において一人一人が必ずマスクを着用することは、感染防止の大きな力となる。皆さまの協力を心よりお願いを申し上げる。
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