自宅駐車場にキッチンカー 足立の鈴木さんがスペース開放 休業の飲食店応援、地域のにぎわいに

2021年5月15日 07時17分

駐車場に出店した魯肉飯などを販売するキッチンカー

 新型コロナの影響で飲食店などの苦境が続く中、足立区の会社員鈴木郁美さん=大谷田4=が自宅の駐車場をキッチンカーに提供している。飲食業者への支援に加え、地域のにぎわいづくりにも貢献している。 (砂上麻子)
 今月十二日、この駐車場に、煮込んだ豚肉を載せた台湾の定番料理「魯肉飯(ルーローハン)」やスムージーを販売するキッチンカーが出店。近くの住民や会社員が訪れ、昼食を買い求めた。
 駐車場は約二十平方メートルで、キッチンカーが一〜二台止められる。「KITAAYASEシェアスペース」と称し、三月から開放を始めた。
 東京メトロ千代田線の北綾瀬駅から徒歩十分の住宅街。近くにはコンビニエンスストアはあるが飲食店は少ない。鈴木さんは「テレワークで在宅時間が長くなっているので、食べる楽しみを提供したい」と話す。
 足立区で生まれた鈴木さんは、以前から自宅を活用して人が集まれる場所をつくりたいと思っていた。コロナ禍で休業を迫られる飲食店を見て「場所を探しているキッチンカーに駐車場を貸そう」と思い立ち、ツイッターで出店を呼びかけた。
 開始当初は週に数日しか申し込みはなかったが「地元の人が喜んでくれる」とキッチンカー仲間の間で口コミで情報が広がり、出店希望が増え始めた。今月はほぼ毎日、出店がある。やってくるキッチンカーは、チキンカツ専門店やケバブ、団子、たこ焼きなどバラエティーに富んでいる。

出店カレンダーを随時更新しているLINEのQRコード

 鈴木さんは今後、地域と連携して近所の空き地や駐車場にも出店場所を広げたいと考えている。「キッチンカー通りをつくりたい。人と人をつなげて、街を盛り上げたい」と意気込む。
 利用できるのは午前九時〜午後九時で、一日の使用料は鈴木さん宅の屋外コンセントからの電気代を含め現在は千百円。詳細は、ツイッターで「KITAAYASEシェアスペース」で検索。

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