生態系に影響プラスチック 海洋ごみを鮮やかに再生 横浜などの企業・団体が都内で商品販売

2021年5月15日 07時31分

海洋プラスチックごみの展示とともに、サングラスやアクセサリーなど付加価値の高い再生プラスチック製品が販売されている=東京都港区で

 海の生態系に甚大な影響を与えているとして社会問題になっている海洋プラスチックごみを回収し、新製品を作る試みをしている企業や団体が、東京都港区のJR新橋駅日比谷口の展示スペースで「Upcycle Collection−海から未来へ−」と題して出店。「安価な大量消費のライフスタイルを見直して」と情報発信に取り組んでいる。28日まで。 (蒲敏哉)
 出店しているのはプラスチック専門のデザイン事務所「テクノラボ」(横浜市)、アクセサリー作家らでつくる「カエルデザイン」(金沢市)、海ごみ回収・再利用団体「アノミアーナ」(福井県小浜市)。店頭名は、ペットボトルなど元のプラスチック製品をリサイクルすることで、より価値の高い商品を生み出すことを意味しているという。
 テクノラボは、三浦半島周辺で回収されたプラスチック製のブイや漁具を一キロ四百円で購入。破砕加工しアクセサリートレーやペントレーなどを作っている。
 カエルデザインは、福祉団体が破砕したプラスチックごみから鮮やかな青色やオレンジ色のイヤリングや指輪などアクセサリーを製作。アノミアーナは若狭湾沿岸で回収したペットボトルを福井県鯖江市のメガネ製作会社に持ち込み25%が再生プラスチックでできたサングラスを作っている。
 製品には「原料採取地」として福井、神奈川県など海洋プラスチックごみが拾われた場所が表示されたタグが付いているものも。
 展示スペースでは再生利用で作られた約三十種の新製品が展示即売されている。サングラスは約一万円でアクセサリーは三千円前後のものが並ぶ。
 テクノラボの林光邦(てるくに)社長(52)は「鮮やかな色を出すためきちんとした工程で製品化している。良い物を大切にすると同時に、海でごみを回収している人たちへも思いを寄せてほしい」と訴えている。
 営業は平日が午前十一時〜午後七時、土日は正午〜午後六時半。

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