昭和レトロのマッチ箱や看板 館山市立博物館で新収蔵資料展

2021年5月15日 07時35分

昭和時代中ごろ、館山市内にあった店舗がサービスで出していたマッチ箱のラベルを集めたスクラップ(いずれも市提供)

 館山市立博物館は六月二十七日まで、新収蔵資料展「あたらしい資料のご紹介」を開催している。二〇二〇年度に加わった資料四十件八千九百点の中から約百十点を一般の目に触れるようにした。同館の担当者は「地域の歴史や文化に触れる機会として、ぜひ観覧してほしい」としている。
 同博物館は毎年、市内外から多数の郷土資料を収集しており、一九年九月の台風15号の際は、被災した人々から管理に困った絵画や古文書を寄贈されたことでも知られる。
 展示作品の内訳は多岐にわたり、戦国大名として知られる里見家の過去帳から日露戦争戦役凱旋(がいせん)記念の盃(さかずき)や寄せ書きの日の丸、鋸山や鏡ケ浦(館山湾)の風景画などが並ぶ。最近では新型コロナウイルス関連のチラシを紹介している。

内房線のホームにあった案内看板。昭和34年から37年のもので、館山駅で使用されたとみられる

 昭和時代をしのばせるものも多く、館山市内にあった喫茶店や居酒屋などがサービスで提供していたマッチ箱のラベルを集めたスクラップも。内房線のホームにあった「準急(房総内房号)・両国行」の案内看板は一九五九〜六二年のもので、館山駅で使用されたとみられる。
 このほか昭和時代には、火事の状況を半鐘のたたき方で知らせており、打ち方を示した「打鐘信号表示板」は消防小屋に必ず取り付けられていたという。
 月曜休館。大人四百円、小中高生二百円。問い合わせは、同博物館=電0470(23)5212=へ。 (山田雄一郎)

火事の発生を知らせる際、半鐘の打ち方を示した「打鐘信号表示板」

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