<新型コロナ>高齢者接種 全国自治体調査 「7月末終了」は県内66.7%

2021年5月15日 07時36分

今月9日から開始している新型コロナワクチンの集団接種=銚子市内で(市提供)

 高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種の終了時期について政府が十二日に発表した全国自治体に実施した調査結果で、千葉県で「七月末まで」と答えた市町村は五十四市町村中三十六自治体だった。割合では66・7%で全国ワースト四位。熊谷俊人知事は十三日の定例会見で「現段階の『頑張ります宣言』の数値に意味はない」と疑問を投げかけ、「一日も早い接種を実現することがわれわれの仕事」と強調した。 (中谷秀樹)
 総務省の調査は四月下旬に実施。三択で「七月末に終了見込み」と回答したのが三十六、「八月中」が三、「九月以降」が全国最多の十五だった。七月末の割合は秋田県の56%、静岡県の62・9%、岡山県の63%に次ぐ低さ。
 本紙の取材で、銚子市は「九月以降」と回答したことを明らかにした。市ワクチン接種対策室は取材に「今のペースを考えれば七月末の終了は到底難しい」と説明した。同市では、今月九日から市内で集団接種を一日百二十回のペースで開始。市内四会場を設定し、医師二人と看護師四人と市職員らが一日一カ所ずつ巡回している。
 同市の高齢者人口は約二万二千人で、計算上は全員に二回を打ち終えるには約一年を要する。今後、現在調整中の個別接種の追加導入などを見込んでおり、終了時期は菅首相が発言した目標から二カ月遅い九月末ごろの結論に至ったという。
 担当者は「地元医師会の協力を得て今の体制を組んで接種を開始したばかり。ペースアップは医療機関の負担も伴うし、安全かつ着実に接種を進めていくことも大切」と訴えた。
 熊谷知事は「大事なことは、頑張りますとリストで出すことではない。七月末じゃない期日を書いた自治体が駄目とは思っていない。(県として)どうサポートするかが大事」と擁護した。

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