<新型コロナ>対策優良店にセンサー CO2濃度測り換気の目安に 千代田区が無償提供

2021年5月16日 07時13分

店内に設置されたセンサーでCO2濃度を確認する区職員=千代田区で(区提供)

 千代田区は、新型コロナの感染防止対策を講じている優良な区内二百の飲食店に対し、換気の必要性を判断できる二酸化炭素(CO2)濃度センサーを無償提供した。新規感染者を減らし、飲食業の活性化につなげる狙いだ。 (井上靖史)
 コロナ対策では換気が大切。センサーは、人が吐く息に含まれるCO2濃度を測り、密になっていないか確認できる。厚生労働省は換気の一つの目安として「室内の二酸化炭素濃度が一〇〇〇ppmを超えていないか」を挙げている。
 区は昨年八月、区内に七千ある飲食店のうち、施設内の消毒や換気など基本的な対策をしている百店舗を「新しい日常店」の「クラスI」、店内に流れる曲の音量を下げて大声にならないよう配慮するなどさらに厳しい対策を取る二百店は「クラスII」として認証した。今回はクラスIIの店にセンサーを贈り、八月までにはクラスIの店にも贈るという。
 区によると、センサーは旭化成製で一台一万五千円。店の最も換気が悪い場所に設置するのが効果的な使い方という。提供された店舗は当面、CO2濃度がどれぐらいかを客が外部からでもスマホなどで確認できるサービスを提供する予定。
 区によると、センサーの購入費用を補助する自治体はあるが、無償提供は全国初の取り組み。区は「エアコンの利用で店内を閉め切りになりがちな季節も近づいており、センサーを活用して換気の必要性を判断してほしい」と話している。

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