横浜のコーラ スパイスのプロが開発 中区でカレー店経営・岡野さん 100回以上の試作重ね完成

2021年5月16日 07時15分

開発したクラフトコーラを持つ岡野さん。ボトルに入った原液を炭酸水で割って飲むスタイルだ=横浜市中区で

 新型コロナウイルスの感染が収束せず、時短営業や酒類の提供停止などで飲食店の苦境が続く中、横浜市中区のスープカレー店はスパイスの知識を生かして「横浜クラフトコーラ」を開発し、客足の遠のくコロナ禍に光明を見いだしている。 (杉戸祐子)
 刺激的なコーラの香りとともに、まろやかな甘みとかんきつ系のさわやかさがのどを駆け抜けた。二〇一七年九月からJR関内駅近くで「スープカレーKIFUKU」を営む岡野授二矢(じゅにや)さん(38)が手掛けたのはコーラの実とカルダモン、ナツメグ、シナモンなど八種類のスパイスを煮だし、県内産のフルーツ「湘南ゴールド」「小田原レモン」の果汁、砂糖などを加えた無添加コーラ。原液を炭酸水で割って飲むスタイルだ。
 一九年末、長男(16)が愛飲するコーラの歴史や由来を調べ、「スパイスでできている」と気付いたのが開発のきっかけ。「スパイスのプロとして、体に良くて子どもから大人まで楽しめるコーラを作ろう」。酸味や苦味が出過ぎないように温度管理を徹底するなど、百回以上の試作を重ねた。
 コロナ禍で来店客が減る中、昨年六月からオンラインで発売。先月から「セブン−イレブン横浜ハンマーヘッド店」(同区)や市内外の飲食店などでも販売・提供されるようになった。飲食店では提供できない酒類の代わりに人気を集めているという。「カレー店の状況は厳しいが、コーラの売り上げが支えてくれている」と岡野さん。「神奈川ナンバーワンのお土産商品に育てたい」と思い描く。
 原液二百五十ミリリットルの入ったボトルが二千六百四十円。原液一に対し、炭酸四〜五で割るのがお薦め。ウイスキーなどの酒類に合うタイプも同価格で展開する。詳細や購入はウェブサイト(「横浜クラフトコーラ」で検索)。問い合わせはスープカレーKIFUKU=電045(662)2088=へ。

店内ではドラゴンフルーツやパイナップルなどを加えた「フルーツミックス横浜クラフトコーラ」も人気だ


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