捜査員が部屋に入ると、田中容疑者の大声が外に響いた 愛知県知事リコール不正で逮捕

2021年5月19日 14時36分
逮捕されたリコール活動団体事務局長の田中孝博容疑者(右から2人目)=19日午前、静岡県伊豆市で

逮捕されたリコール活動団体事務局長の田中孝博容疑者(右から2人目)=19日午前、静岡県伊豆市で

 愛知県知事のリコール運動を巡る署名偽造事件は、活動団体事務局長の田中孝博容疑者(59)ら4人が逮捕されるという大きな節目を迎えた。民主主義を揺るがしかねない不正はなぜ起きたのか。真相解明が本格化する。
 田中容疑者はマスコミを避けるため、愛知、三重、岐阜の東海3県のホテルなどを転々。逮捕前日は自ら車を運転して伊豆半島に赴き、駿河湾を望む静岡県伊豆市内のホテルに宿泊していた。
 19日午前6時半ごろ、田中容疑者が泊まった部屋の前に愛知県警の捜査員が姿を現し、ドアをノック。田中容疑者はすんなりと捜査員を招き入れたが、しばらくすると、田中容疑者の大声が部屋の外に響いた。
 ピンク色のワイシャツ姿の田中容疑者が部屋から出てきたのは捜査員が入ってから1時間後。報道陣から不正への関与を問われると、伏し目がちに「おはようございます」と2回繰り返した。建物の外に出てからも報道陣の問い掛けに応じることなく、捜査車両に乗り込んだ。
 同日午前6時20~40分ごろにかけ、田中容疑者の妻なおみ容疑者(58)、次男雅人容疑者(28)、事務局幹部の渡辺美智代容疑者(54)の自宅にも捜査員が入った。いずれも、うつむいたまま、捜査車両の後部座席に乗り込んでいった。

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