【動画】「中間報告は信用できない」 入管で死亡のウィシュマさん遺族ら、真相究明訴え

2021年5月19日 19時52分
 入管難民法改正案の今国会での成立が見送られたことを受け、野党の国会議員の有志らでつくる「難民問題に関する議員懇談会」が19日、東京都内で開かれた。名古屋出入国在留管理局の施設収容中に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=の遺族らが参加し「(収容中の)ビデオを出さないのは何か隠している」と話し、改めて監視カメラ映像の開示を求めた。
 遺族らは18日、上川陽子法相らと面談したが、映像の開示は拒まれた。出入国在留管理庁は中間報告を4月に公表したが、遺族らは内容が不十分だと指摘している。妹ワヨミさん(28)は「(上川)大臣に謝ってほしかった。姉は二度、外の病院に行ったが、適切な治療を受けられていない。中間報告は信用できず、自分の目でビデオを見て確かめさせてほしい」と議員らに真相究明を訴えた。
 ウィシュマさんに生前、面会した支援団体「START」の大学生千種朋恵さん(20)は「中間報告には面会記録がほとんど反映されず、私は事情聴取も受けてない。『ウィシュマさんを病院に』と抗議しても、入管は『これがルールだ』と取り合わなかった。異常なことが入管で当たり前のように行われている」と話した。(望月衣塑子)

おすすめ情報

社会の新着

記事一覧