ストーカー被害者守る 調査会社の宮岡さん 緊急時の避難の場を用意

2021年5月20日 06時40分

開設した「シェルター」で「被害者には気軽に相談してほしい」と話す宮岡さん=都内で

 ストーカーの被害相談が増える中、調査会社「JCI」(足立区)の宮岡大さん(31)が、都内に単身者用のマンションを借り、ストーカーの被害者が避難できる「シェルター」を用意した。民間シェルターのように長期間とはいかないが、被害者は緊急で数日間、避難でき、金銭的な負担もしなくていいという。 (佐藤大)
 宮岡さんは、年間約300件ものストーカーに関する相談を受ける。その中で、加害者からすぐに逃げなければ危険だが、金銭的な問題から引っ越しができない、という被害者に出会うことがあった。
 そこで、警察が動くまでなどの短期間、避難できる場所を自ら設けることにした。2月からマンションを借り、ベッドやテレビ、ソファなどの家具をそろえた。
 宮岡さんは、写真共有アプリ「インスタグラム」の10万人以上のフォロワーがいる「探偵じゃがいも」というアカウントで自作のイラストを描いて販売するなどし、運営費を捻出する考えだ。ただ現時点では「赤字」で、利用者もまだいない。「フォロワーと一緒に人助けをしたい。被害者には気軽に相談してほしい」と話している。
 宮岡さんは2017年に別の調査会社から独立後、本格的にストーカー対策に取り組み始めた。ストーカー加害者が探偵を使って被害者の引っ越し先を割り出すことがないよう、全国の調査会社で情報を共有するサイトをつくる活動などをしてきた。

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