「変異株影響で感染者減に長くかかる」「働き盛り世代が亡くなっている」 都モニタリング会議で警戒感

2021年5月21日 07時08分
20日、都庁で行われたモニタリング会議

20日、都庁で行われたモニタリング会議

 新型コロナの感染状況を分析する都のモニタリング会議が二十日、都庁で開かれた。緊急事態宣言の発令前に比べて繁華街の人出は少ない状態が続いているが、都医学総合研究所社会健康医学研究センターの西田淳志センター長は「変異株の影響によって、人流抑制から感染者数の減少までに(時間が)長くかかっている」として、人出抑制の継続の必要性を訴えた。
 西田氏によると、今年一月の「第三波」のころは、繁華街の人出が減ってから二週間ほどで感染者数が峠を越えた。これに対し、今回の「第四波」では、人出が減って三週間以上経過してもピークを越えていない。都内でも七割以上が感染力の強い変異株に置き換わっていることなどが影響したとみられる。
 会議後、小池百合子知事は「四十代、五十代の働き盛りの方が亡くなっている。今の流れが厳しいことをご理解いただきたい」と協力を呼び掛けた。東京iCDC(感染症対策センター)専門家ボードの賀来満夫座長は、宣言の期限である月末に向けて「インド株の動向をしっかり見ていく必要がある」と述べた。(松尾博史)

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