横浜の相撲錦絵師が深谷市に 渋沢栄一の肖像画寄贈 大河ドラマ館に展示へ

2021年5月22日 07時15分

寄贈した作品「渋沢栄一翁」を持つ相撲錦絵師の木下さん=深谷市役所で

 横浜市の相撲錦絵師・木下大門さん(74)が、浮世絵の技法で描いた深谷市出身の実業家・渋沢栄一の肖像画を深谷市に寄贈した。「街おこしに活用してほしい」と話している。
 肖像画の寄贈は、木下さんが三月ごろ、渋沢を主人公にしたNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」のセットなどを紹介している同市の大河ドラマ館を訪ねたことがきっかけ。芳名帳への記載の代わりに絵の提供を申し出たという。小島進市長は「渋沢翁のもうひとつの画像として広げていきたい」と喜び、近く大河ドラマ館に展示して一般公開するほか、絵はがきなどとして販売する考えも示した。
 浮世絵は縦約三十五センチ、横約二十五センチの肉筆。七十〜八十歳代の和装の渋沢の写真を参考に描き、渋沢の生家が藍の栽培をしていたことから、藍の絵の具で背景を装飾したという。木下さんは「写真のままだと怖いイメージになってしまうので、柔和になるよう心掛けた。日本の伝統的な技法で描いた渋沢翁を見てほしい」と話している。 (渡部穣)

関連キーワード

PR情報

埼玉の新着

記事一覧