寄付金などで署名偽造か…田中事務局長が活動団体の小切手、現金で支払い 愛知県知事リコール

2021年5月25日 06時00分
 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、リコール活動団体側からアルバイトによる書き写し作業に関与した名古屋市の広告関連会社に対して、計1050万円が支払われていたことが関係者への取材で分かった。地方自治法違反の疑いで逮捕された事務局長の田中孝博容疑者(59)がリコール活動団体の小切手や現金で支払っており、リコール運動の名目で集めた寄付金などが偽造に充てられていたとみられる。
 本紙の取材では、田中容疑者は「とにかく人を集めてほしい」などと広告関連会社に依頼し、昨年10月20~31日の12日間、佐賀市内でアルバイトを動員し、名簿を書き写して署名を偽造した疑いがある。
 関係者によると、アルバイトによる書き写し作業は当初4日間の予定で、昨年10月19日付の広告関連会社あての発注書には田中容疑者のサインと押印のほかに、4日分の総費用として約470万円が記載されていた。田中容疑者は同日、バイトの4日分の給与に相当する350万円をリコール活動団体の小切手で支払った。
 その後、田中容疑者は2回にわたって作業期間を延長し、同社に計700万円を現金で支払った。

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