横浜大空襲 中学生が朗読劇 同世代の少女を再現 神奈川区で「戦争展」

2021年5月25日 07時13分

朗読劇で横浜大空襲に見舞われた同世代の少女たちの姿を再現する日吉台中学校の演劇部員たち=横浜市神奈川区で

 講演や朗読劇などを通して平和について考える「2021平和のための戦争展inよこはま」が二十三日、横浜市神奈川区のかながわ県民センターで開かれた。市立日吉台中学校演劇部が朗読劇で、推定約八千人の死者を出した横浜大空襲の惨禍に見舞われた同世代の少女たちの姿を再現した。
 一〜三年の部員十九人が、一九四五年五月二十九日の横浜大空襲で市街地を逃げ惑った女学生らを演じた。「家は焼け、友達と遊んだ思い出深い庭が焦土となった」「薬を使われず、手当ても受けられず、傷口が腐り、何百匹のウジが湧いた人がいた」と当時の被害を生々しく伝えた。台本は体験者の証言などを基に作成された。
 副部長の水原歩乃花さん(14)は「劇を通して戦争の悲惨さをより身近に感じられた。平和を守るためには、戦争の記憶を語り続けていくことが大切だ」と話した。空襲で父親を亡くした文芸評論家ゆりはじめさんの体験談披露もあった。
 次回は三十日に開催。核兵器禁止条約を学んできた桐蔭学園高校、同中等教育学校演劇部による学習成果の発表などがある。午後一時開場で、定員は先着百八十人、資料代五百円が必要(高校生以下無料)。 (酒井翔平)

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