児童虐待相談 2286件で過去最多に 20年度県内児相 コロナ禍も影響

2021年5月26日 07時12分
 群馬県内の児童相談所に寄せられた二〇二〇年度の児童虐待に関する相談件数は、二千二百八十六件と過去最多に上った実態が、県の調査で分かった。十二年連続の増加で、伸び率は前年度比27%(四百八十七件)と大幅に増えた。
 相談内容の内訳は、言葉による脅しや、子どもの前での配偶者らに対する暴力などの「心理的虐待」が全体の60%を占める千三百八十二件(前年度比三百六十二件増)。
 次いで殴る蹴るなどの「身体的虐待」が24%の五百三十九件(同七十八件増)、食事を与えなかったり、不潔なまま放置したりなどの「ネグレクト」が14%の三百三十件(同五十六件増)、性的虐待が2%の三十五件(同九件減)だった。
 主に虐待したのは、実母が全体の46%に相当する千五十八人、実父が39%の八百八十九人、実父以外の父が9%の二百十六人など。
 虐待を受けた子どもの年齢や世代別は、小学生が全体の35%の八百一人。三歳から未就学が26%の五百九十四人、ゼロ歳から二歳までが21%の四百七十四人、中学生が12%の二百七十七人、高校生などが6%の百四十人。相談の経路別では、警察などが全体の35%の八百九件、近隣や知人などが20%の四百五十三件と続いた。
 相談件数の増加について、県生活子ども部は「虐待の報道で県民の関心が高まっている。さらに新型コロナウイルスの影響で在宅する人が多くなり、近隣家庭からの怒鳴り声が聞こえるなど虐待を疑う通報が増えている」と指摘している。
 虐待に関する相談は、児童相談所虐待対応ダイヤル=189=などで受け付けている。 (池田知之)

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