五輪中止を求める声が高まる中…パブリックビューイングのために代々木公園の樹木を剪定!? ネットで反対広がる

2021年5月26日 10時15分
代々木公園で東京五輪のパブリックビューイングのために木の枝を切る作業員ら=25日、東京都渋谷区で(淡路久喜撮影)

代々木公園で東京五輪のパブリックビューイングのために木の枝を切る作業員ら=25日、東京都渋谷区で(淡路久喜撮影)

 東京五輪・パラリンピックで東京都が実施するパブリックビューイング(PV)会場の樹木の剪定せんていが、代々木公園(渋谷区)で始まっている。五輪中止を求める声が高まる中、人を集めるイベントのために緑を減らす作業に疑問が相次ぎ、ネットでは反対署名が広がっている。 (古川雅和)
 剪定は6月1日に始まる会場設営の準備で、ケヤキやモミジ、サルスベリなど36本が対象。24日から3日間の予定で、25日は作業員が高所作業車に乗り、チェーンソーで枝を切る様子が確認できた。
 都オリンピック・パラリンピック準備局は「PVやスポンサーの展示、体験コーナーなどの機材を搬出入する工事車両の動線を確保するため。枝や葉を切るのは最小限の範囲でしか行わない」(中田陽介ライブサイト担当課長)と説明。当初はイベントに入場無料の観客を1日3万5000人入れる予定だったが、「コロナ禍を考慮し、密にならないよう規模の見直しを検討している。五輪を開催しなくなったら、ということは考えていない」という。
 反対署名は、経営コンサルタントの米国人ロッシェル・カップさん(55)がネット署名サイト「Change.org」で開始。25日夕で4万8000人を超す賛同が集まっている。カップさんは「感染拡大が止まらない中でPVは本当に必要なのか。まず剪定を止め、議論をして、理解を得られたら始めればいい。なぜ都が止めないのか、本当に疑問だ」と話している。

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