五輪組織委理事会、中止言及なし 一部から延期想定の意見も

2021年5月26日 20時57分
東京五輪・パラリンピック組織委の理事会であいさつする橋本聖子会長。左は武藤敏郎事務総長=26日午後、東京都中央区(代表撮影)

東京五輪・パラリンピック組織委の理事会であいさつする橋本聖子会長。左は武藤敏郎事務総長=26日午後、東京都中央区(代表撮影)

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は26日、理事会を開いた。コロナ禍の開催を巡り、同日には大会スポンサーの朝日新聞が中止を求める社説を掲載するなど批判が強まっているが、組織委によると、理事から中止への言及はなかった。支持が集まらない理由として「組織委の情報発信が不足」という意見が多く挙がったという。
 ただ、理事の小山有彦・都議は終了後、記者団に対し「今の感染状況を踏まえれば、延期も想定した方がいいと、発言した」と明かした。
 理事会は冒頭をのぞき非公開で行われ、武藤敏郎事務総長によると、理事からは「緊急事態宣言下でもJリーグやプロ野球は観客を入れている」「無観客でも世界から選手が平和の使者として参集することに意味がある」と開催に前向きな意見があったことを紹介。開催への批判については「(国民に)精神論ではなく、具体的な説明をしてほしい」という苦言もあったという。
 武藤氏は記者会見で「中止するべきだとか、延期するべきだとかいう意見はなかった」と強調。朝日新聞の社説については「いろいろな報道機関が意見を持つのは当然」とした。(原田遼)

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