SDGs 未来都市に 本年度、都内から墨田区と江戸川区の2区が選定 

2021年5月27日 07時12分

選定証を手にする墨田区の山本亨区長(区提供)

 国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)達成に向け、優れた取り組みをしている自治体を国が選定する本年度の「SDGs未来都市」に、墨田、江戸川の両区が選ばれた。墨田区は他都市の模範となる先進的な10都市が選ばれる「自治体SDGsモデル事業」にも選ばれ、ダブル選定となった。 (長竹祐子、井上幸一)
 SDGsは経済、社会、環境の諸課題を統合的に解決する十七の目標で、二〇一五年に国連サミットで採択された。内閣府による未来都市の公募、選定は一八年度から始まり、昨年度までに日野市や豊島区など全国九十三都市、本年度は三十一都市が選ばれた。
 墨田区の全体計画のタイトルは「『働きがい』を『生きがい』と『暮らし』につなげるデザイン」。庁内に「区SDGs推進本部」(仮称)を設置し、全庁で推進する。
 モデル事業は、ものづくり産業の集積を生かし、社会課題の解決に取り組む企業などを誘致し、区内企業と連携して医療や環境、高齢化などの課題解決に役立つプロトタイプ(原型)を開発する。
 二十一日の内閣府によるオンライン選定証授与式では、山本亨区長が「SDGs推進をけん引する代表都市という自覚を持ち、持続可能で幸せなまちづくりを着実に進める」とあいさつした。

選定証を手にする江戸川区の斉藤猛区長(区提供)

 一方、江戸川区のタイトルは「海抜ゼロメートルのまち江戸川区が目指す『SDGs=共生社会』先進都市」。都内初の気候変動適応センターを核に、温暖化対策などを強化し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進、水辺の環境を生かした集客施設の誘致などで持続可能な都市モデルを構築する。
 区では、取り組む千三百九十の全ての事業をSDGsの十七目標と関連づけて施策を展開。区SDGs推進センターを開設し、区民らに向けた情報発信をしている。
 未来都市選定に当たり、斉藤猛区長は「取り組みが高く評価され光栄。豊かな水辺の恵みも生かしつつSDGsを推進し、共生社会を実現する」とのコメントを発表した。

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