川崎市の聖火リレー出発式、1万3000人観覧受け入れへ 6月30日 沿道の「密」に懸念も

2021年5月27日 07時16分
聖火リレー出発式のページ

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 川崎市は二十六日の市議会文教委員会で、東京五輪・パラリンピックを前に、六月三十日に予定される市内の聖火リレー計画の詳細を明らかにした。中原区の等々力陸上競技場から武蔵中原駅手前までの公道を含む三・二キロをコースとする。同競技場で開かれる出発式では、観覧希望のあった市内学校の児童生徒を含め、収容人員の半数に当たる最大一万三千人を受け入れるとした。委員からは感染症対策の徹底を求める声が相次いだ。 (安藤恭子)
 市によると、県選出の走者はアイドルグループ「ももいろクローバーZ」(佐々木彩夏さん、玉井詩織さん、高城れにさん)、前横浜DeNAベイスターズ監督アレックス・ラミレスさん、市民の五島シズさん。他にもスポンサー枠の十数人が走るという。当日は午前九時〜十一時半ごろ、コース周辺の交通規制を実施。競技場内では第一走者の後ろについて、市内七区の小学校・特別支援学校の児童二十人がサポートランナーとして走るとした。
 午前九時半からの出発式は、市のホームページや郵送などで観覧者を募っているが、応募は二十五日現在、八百九十九人にとどまるという。ほかに観覧希望のあった近隣の小中学校と特別支援学校の計十校から最大三千九百人が来る予定で、市オリンピック・パラリンピック推進室の担当者は「子どもたちは、保護者の同意を得て観覧する。不参加でも不利益にならないよう、学校に確認したい」とした。
 委員からは「沿道に人が集まることが予想される。変異株も広がり、さまざまなイベントが中止・延期となる中で、この聖火リレーをやるとなれば、市民の声も聞くべきだ」(共産の大庭裕子委員)などと指摘。市側は各地で計画を縮小している事例を挙げ、「まだ誰がどこを走るか示されていないが、有名人は公道を走らないという案もある。県や大会組織委員会で、適切な対応をとられると思う」と説明した。
 英国代表チームの事前キャンプについても報告があり、五輪(七月八日〜八月五日)とパラリンピック(八月十四日〜九月二日)で、それぞれ選手・スタッフ二百人、百人程度の受け入れを想定。同競技場や横浜市内の宿泊先で、通訳や荷降ろしなどの支援を担うボランティアについては一年延期の影響で当初の二百二十七人から七十人減り、百五十七人になったとした。

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