「インド変異株、都内で急拡大の懸念」「監視強化が必要」 都モニタリング会議

2021年5月27日 20時10分
モニタリング会議での小池都知事

モニタリング会議での小池都知事

 新型コロナウイルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議が27日開かれた。インドに由来する感染性が高いとされる変異株「L452R」について、専門家が「今後、急速な拡大が懸念される。監視体制の強化が必要だ」と警戒を呼びかけた。
 都内では、26日までに計14件のインド株の陽性例を確認。うち17日からの1週間でクラスター(感染者集団)を含む6件が発生した。
 東京iCDC(感染症対策センター)専門家ボードの賀来満夫座長は、現在主流の英国由来の変異株「N501Y」の1.5倍の感染力がある可能性を指摘。「市中に広がっているとまでは言えないが、継続した人流抑制を促すことが重要だ」と提言した。
 また都医学総合研究所の西田淳志・社会健康医学研究センター長は、5月の大型連休明け以降、繁華街の人出が増加していると報告し、「このまま増えると早い段階でリバウンド(再拡大)する可能性が高い」と訴えた。
 一方、小池百合子知事は会議後、報道陣に対し、6月1日以降の緊急事態宣言延長に伴う対応は「内容を検討している」とするにとどめた。大規模商業施設などへの休業要請は、一部緩和案が浮上している。(小倉貞俊)

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