<新型コロナ>生活困窮、専門家らに相談 フードバンクに安堵も

2021年5月28日 07時59分

食料品を手渡すスタッフ=高崎市で

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活に困っている人などを対象にした生活相談会が二十七日、高崎市高松町の高崎城址(じょうし)公園であった。食料品を無料で配布する「フードバンク」もあり、雨の中約百三十人が受け取りに訪れた。「コロナ禍で住まいを失った」など深刻な相談が寄せられ、食品を受け取ってほっとした表情を見せる人もいた。 (安永陽祐)
 司法書士や医療関係者らでつくる「反貧困ネットワークぐんま」などの団体で構成する「新型コロナ災害緊急アクション@群馬」の主催。相談会には「元夫から養育費が受け取れなくなった」「派遣切りされた」といった相談が寄せられ、司法書士や弁護士らが対応し、解決策を助言した。
 フードバンクでは、米やレトルト食品などの食料品に加え、トイレットペーパーや生理用品も配った。受け取った大学三年の男子学生(21)は同市内で一人暮らし。飲食店のアルバイトで生活費を賄ってきたが、まん延防止等重点措置が適用された今月からシフトに入れなくなったという。「貯金を切り崩しながら、実家から送ってもらったお米と買ってきたモヤシでしのいでいた。本当にありがたい」と話した。
 反貧困ネットワークぐんまによると、昨年四月からの一年間で新型コロナに関する相談が約四百五十件寄せられた。昨年夏ごろからは「仕事が無くなり生活できなくなった」「借入金が返せない」など深刻な相談が増加。生活苦から自殺を図ったケースもあるといい、生活保護など公的支援につなげる対応をしている。
 仲道宗弘代表は「困っている人はまずは相談してほしい」と呼び掛ける。相談は反貧困ネットワークぐんま=フリーダイヤル(0120)308505=へ。

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