東京五輪参加「コロナ感染リスクは自己責任」に選手から疑問の声 IOCが同意書提出を義務付ける

2021年5月28日 11時48分
IOCのオンライン意見交換会で選手に語りかけるバッハ会長=27日(共同)

IOCのオンライン意見交換会で選手に語りかけるバッハ会長=27日(共同)

 【ジュネーブ共同】新型コロナウイルスの影響が懸念される東京五輪を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)が27日に開いたアスリートとの意見交換会で、五輪参加者が義務付けられた同意書に疑問の声が上がった。参加者向けのコロナ感染防止策をまとめた「プレーブック(規則集)」は「リスクや影響が完全に排除されるとは限らないため、自己責任の参加に同意するものとする」と明記している。
 IOCの担当者は「いかなる政府も保健当局も感染症について保証はできない。われわれ全員が負うべきリスクだ」と回答し、同意書の提出は従前通りだと強調した。
 米国の選手委員が、IOCのバッハ会長との質疑応答で「選手に求められる同意書を多くが疑問に思っている。(過去の五輪で)暑さやコロナに関して署名の必要があったことを覚えていない」と指摘。同会長は、自身が出場した五輪でも「署名しなければならなかった」と応じた。
 IOCのデュクレ五輪運営部長はプレーブック最終版を6月中旬に公表する見通しを示した。

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