「社会的メッセージあるフェスを」 著書を手に未来描く 元都議の大久保さん フジロックで再生エネ構想…

2021年5月29日 07時13分
 「自分で選択したわけではなく、たまたま出会ったのがビッグな人ばかりだった」。都内のイベント企画・制作会社のチーフプロデューサーで元都議の大久保青志さん(70)=写真=が、このほど、自身の半生を振り返った著書「フェスとデモを進化させる」(イースト・プレス)を出版した。
 ロック歌手内田裕也さん、元社会党党首の土井たか子さん−。大久保さんは縁あって二人のマネジャー、秘書になった。音楽雑誌「ロッキング・オン」の創刊メンバーでもあり、一九八四年には反核を訴える音楽フェスティバルを開催。デビュー間もない尾崎豊さんが出演した。
 同書には大久保さんによる尾崎さんへのインタビューも収録している。「自分の内面を表現として出せた。セックスアピールもあって、当時のミュージシャンの中では別格だった」
 毎夏恒例の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」(新潟県、八月二十〜二十二日)にも深く関わり、名物企画の「アトミック・カフェ」を運営する。脱原発や沖縄の米軍基地などさまざまな社会問題をテーマにしたトークライブだ。
 原発について「地球や人類、動物にとって正しい選択とは思えない」と、大久保さんは考える。将来、フジロックで使う電気は全て再生エネルギーでまかなう構想を思い描いているという。「フェスにいろんな形態があっていいけれど、社会的なメッセージを持ったフェスが増えれば素晴らしいと思います」

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