自民のLGBT法案提出見送りに抗議 差別発言撤回と謝罪を…党本部前で24時間座り込み

2021年5月30日 20時43分

LGBT差別に反対し、自民党本部前で抗議する人たち=30日午後、東京都千代田区で

 LGBTなど性的少数者に関する「理解増進」法案を巡り、自民党が今国会への法案提出の見送りを決めたことに抗議する人たちが30日夜、東京・永田町の自民党本部前で声を上げた。早期の法整備や同党議員の差別発言の撤回と謝罪を求め、「24時間シットイン(座り込み)」として31日夜まで続ける。
 「LGBT差別をなくす法律を」「差別発言に抗議します」―。有志による会員制交流サイト(SNS)などでの呼び掛けに、100人以上が集まり、プラカードを掲げるなどした。LGBT法連合会(東京)の神谷悠一事務局長は「私たちは怒りと悲しみと苦しみを抱えている。自民党に気がついてもらいたい」と訴えた。
 法案を議論した自民党の部会で、簗和生衆院議員がLGBTは「種の保存に背く」との趣旨の発言をしたとされ、山谷えり子参院議員はトランスジェンダー選手の競技参加を排除するような発言などをし、批判を浴びた。トランスジェンダーの杉山文野さんは「一部の理解のない議員のせいで(法整備への)努力を無駄にしないで」と強調した。
 自民党は党内の一部の異論や、会期末が迫っている事情を踏まえ、今国会での法案提出を見送る方針。複数の当事者団体は31日に抗議文や署名を党に提出する。(奥野斐)

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