<都議選 対決の構図>(6)板橋=公明、新人で議席維持狙う 練馬=定数1増、7党派が名乗り
2021年5月31日 08時19分
任期満了に伴う都議選の告示(六月二十五日)まで一カ月を切った。二期目に入っている小池百合子知事の都政への評価や、新型コロナウイルス禍の中で開催が迫る東京五輪・パラリンピックの是非などをめぐって論戦が繰り広げられそうだ。各選挙区の立候補予定者と、対決の構図を七回に分けて紹介する。
◆板橋区(定数5…立候補予定者8)
都 木下富美子 54 現
自 河野雄紀 51 元
自 松田康将 44 元
公 鎌田悦子 48 新
共 徳留道信 68 現
立 宮瀬英治 44 現
無 井上慎介 47 新
無 橋本久美 51 新
現職三人と元職二人、新人三人が争う。都民ファは現職の木下が出馬する。自民はいずれも元職の河野と松田が前回選の雪辱を狙う。共産は現職徳留、公明は引退する現職の後任に元小学校副校長の新人鎌田、立民は現職宮瀬を立てる。無所属は井上、橋本の二新人が立候補する。都民ファ現職の平慶翔は、千代田区選挙区からの出馬に変更することが内定した。
◆練馬区(定数7…立候補予定者13)
都 尾島紘平 32 現
都 村松一希 40 現
自 柴崎幹男 65 現
自 山加朱美 67 元
自 小川佳子 53 新
公 小林健二 51 現
共 戸谷英津子 57 現
立 藤井智教 45 現
維 若旅啓太 31 新
古 須沢秀人 67 新
古 松田美樹 34 新
無 池尻成二 66 新
無 岩江志朗 61 新
今回から定数が一増。都民ファは自民区議時代の二〇一六年知事選で小池百合子を支援し、自民を除名された尾島、村松の両現職に議席維持を託す。自民は現職柴崎、元職山加に加え、区議の新人小川を擁立。公明は三期目の現職小林、共産、立民もそれぞれ現職の戸谷、藤井を立てる。維新は岡山県和気町の元町議の新人若旅を、古党は須沢、松田の二新人を擁立する。無所属は立民、ネットの推薦を受ける区議の池尻と、岩江の二新人が立つ。
◆北多摩1(定数3…立候補予定者5)
東村山市、東大和市、武蔵村山市
都 関野杜成 47 現
自 北久保真道 68 元
公 谷村孝彦 58 現
共 尾崎あや子 62 現
立 鈴木恵美子 51 新
都民ファは再選を目指す現職関野を公認。自民は前回落選した元職北久保が返り咲きを期す。公明の現職谷村は六選、共産の現職尾崎は三選をそれぞれ狙う。立民は前回出馬した現東村山市議の妻で、新人の鈴木を擁立する。
◆北多摩2(定数2…立候補予定者4)
国分寺市、国立市
都 岡本光樹 38 現
自 本橋巧 38 新
ネ 岩永康代 49 新
国 興津秀憲 64 元
都民ファは再選を目指す現職岡本を擁立。自民は国分寺市議の新人本橋が出馬する。都議会の初議席をこの選挙区で獲得したネットは、現職山内玲子の後継として同市議の新人岩永を公認し、議席維持を狙う。国民は元職興津を立てる。
◆北多摩3(定数3…立候補予定者5)
調布市、狛江市
都 尾崎大介 47 現
自 林明裕 60 現
公 中島義雄 71 現
共 田中智子 63 元
立 加藤良哉 30 新
都民ファの尾崎、公明の中島、昨年の補選で初当選した自民の林の現職三人が議席維持を狙う。共産は元職田中、立民は新人加藤を擁立し、現職の壁に挑む。
<記事と一覧の見方>
一覧は、公認党派、名前 年齢、新旧(現職、元職、新人の区別)の順
党派略称は都=都民ファーストの会、自=自民、公=公明、共=共産、立=立憲民主、ネ=生活者ネット、維=日本維新の会、国=国民民主、古=古い政党から国民を守る党、れ=れいわ新選組、諸=諸派、無=無所属。未公認現職を含む。掲載順は原則として都議会の勢力順。敬称略
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