【ツイッター全文和訳あり】大坂なおみが全仏オープン棄権 18年全米以降「うつへの対処に苦労してきた」

2021年6月1日 11時34分
 【パリ共同】女子テニスの大坂なおみ(23)=日清食品=が5月31日、自身のツイッターで四大大会第2戦の全仏オープン(パリ)のシングルス2回戦を棄権すると表明し「2018年の全米オープン以降、長い間うつに悩まされてきた」と告白した。開幕日の30日の1回戦で勝利後、記者会見を拒否し、四大大会の主催者側からは大会追放などの厳罰もあり得ると警告を受けていた。

テニスの全仏オープン女子シングルス1回戦で勝利後、コート上でインタビューに応じる大坂なおみ=5月30日、パリ(ゲッティ=共同)

 大坂は選手の精神状態が軽視されていると訴え、27日に全仏で会見に応じない意向を表明。会見拒否で罰金1万5千ドル(約165万円)を科され、違反が続けば全仏で失格、他の四大大会で出場停止となる可能性があった。「パリでは既に弱気になり不安を感じていて、自分を守るために会見をやめたほうがいいと考えた」と心境を説明し「ルールの一部がかなり時代遅れだと感じたためで、それを強調したかった」と会見出席の義務には改めて異論を唱えた。
 全仏終了後の6月14日付世界ランキングで東京五輪出場選手が決定するが、現在2位の大坂は出場圏内。

Twitterに投稿されたメッセージ

大坂なおみのTwitter投稿全文和訳
 皆さん、今は、私が数日前に(記者会見拒否についてツイッターに)投稿したときには意図も想像もしていなかった状況です。
 私は今、パリの大会に集中するためには、トーナメントにとっても、他の選手や私の健康のためにも、私が大会を棄権することが最善だと思っています。周りの注意をそらそうとは全く思っていなかったし、(数日前の投稿の)タイミングが理想的ではなかったこと、メッセージをもっと明確にできたかもしれないという指摘は受け入れます。
 さらに重要なことは、私はメンタルヘルスを矮小わいしょう化したり、軽々しくその言葉を使ったりしないということです。実は2018年の全米オープン以降、私は長い間うつを患い、対処するのに本当に苦労してきました。私のことを知っている人は誰でも、私が内向的であることを知っているし、大会で私を見たことがある人は、私が不安を和らげるため、ヘッドホンを頻繁に身に着けていることに気づいたでしょう。
 報道陣はいつも親切でした。(この場で私が傷つけたであろう全ての優秀なジャーナリストに謝りたいです)。でも私は、人前で話すのが得意ではない上、世界のメディアに向かって話す前には大きな不安の波に襲われます。
 本当に緊張して、いつも最善の答えができるようにすることは、大きなストレスです。このため、パリでは、すでに不安で傷つきやすい状態になっていたので、自分を守るためにも記者会見を回避した方がよいと思いました。
 先んじてそれを発表したのは、ルールが部分的にかなり古く、それを強調したかったからです。大会側には個人的に謝罪の手紙を書き、大会中は大変なので、大会後に話ができればとてもうれしい、と伝えました。
 今後はコートから少しの間離れますが、時期が来たらツアーと協力して、選手たちや報道機関、ファンの皆さんと事態を改善する方法を話し合いたいと思っています。
 とにかく、皆さんが元気で安全に過ごしていることを願っています。皆さんを愛していますし、また会いましょう。 (訳・岩田仲弘)

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