代々木公園、東京五輪PV会場→大規模接種会場に転用へ 小池知事「1日も早く多くの人にワクチンを」

2021年6月1日 21時44分
都議会本会議で所信表明を述べる小池百合子知事

都議会本会議で所信表明を述べる小池百合子知事

 今夏の東京五輪・パラリンピックに向けて計画していた都立代々木公園(東京都渋谷区)でのパブリックビューイング(PV)について、東京都は1日、五輪期間中の実施を中止し、ワクチンの大規模接種会場とする方針を明らかにした。小池百合子知事は1日「1日も早く多くの人にワクチンを受けてもらえるよう進めていく」と述べた。(岡本太、小倉貞俊)
 都によると7月23日~8月8日の五輪期間中、PV会場としては使わず、ワクチンの接種会場として活用。警察・消防職員らを対象にした築地市場跡地(中央区)の大規模接種会場が、東京大会の車両基地になることに伴って6月末で閉鎖されることから、後継の接種会場とすることを想定している。
 代々木公園では、PV会場設営の工事車両を通行させるための樹木の剪定せんていが終わり、1日から工事を始めたところだった。都は方針変更に伴い、今後、ワクチン接種会場に必要な設備などについて検討を進める。
 東京大会のPV会場を巡っては、政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長が26日、「人流増が懸念される。感染リスクの増大をしっかり考えていただきたい」と発言。田村憲久厚生労働相も27日、国会で「ご自宅で応援をしていただくような五輪にしていかなければならない」と述べていた。
 都は8月24日~9月5日のパラリンピック期間については、予定通りPV会場として使用する方針。都立井の頭公園などほかのPV会場についても現時点では、中止の予定はないとしている。

PR情報