市長室シャワー「女性職員も使う」 千葉県市川市の村越市長、議会の撤去決議を拒否

2021年6月1日 18時58分
村越祐民市長

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  • 村越祐民市長
  • 市川市第1庁舎の市長室に設置されたユニット式シャワー=同市提供
 千葉県市川市第1庁舎4階の市長室にユニット式シャワーが設置され、市議会が「撤去を」と決議した問題で、村越祐民市長は1日の記者会見で「市長室は災害時に女性職員が休憩室として使う。(シャワーは)撤去しない」と言明した。この問題を巡っては、市民の間からも「不必要だ」などの意見が市に多く寄せられた。決議に法的拘束力はないものの、応じない市長の姿勢に市議会が反発する可能性がある。
 シャワー設置問題は今年2月、市議会代表質問・一般質問で表面化した。市によると、第1庁舎完成後の10月、市長室内にあるトイレ脇に設置した。設置費用は給排水設備などを含め約360万円。新庁舎建設に伴う予定価格と落札価格との差額である差金などを充てた。
 庁舎5階には職員用のシャワー3室があり、市長室への設置は議会や市民にも知らされていなかったことから、市議たちは問題視。議会には7会派(1人会派含む)から「市長室に設置されたシャワー室を撤去し、原状回復を求める決議」、2会派からは「シャワーをはじめとする執行差金及び契約差金等の使途の調査に関する特別委員会(百条委)設置」という2つの議案が提出され、撤去決議が賛成多数だった。
 1日の会見で村越市長は「災害時に必要な設備」と強調。撤去決議では、市長に「猛省」を求めるとともに、設置・撤去に関する費用を市長報酬の減額で充てるよう求めたが、村越市長は「私物を設置した訳ではなく、庁舎機能の充実なので、私の持ち出しにはなじまないと思う」と、設置費の拠出を否定した。(保母哲)

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