<新型コロナ>高齢者施設 常駐看護師が抗原検査 移動リスク減で県方針

2021年6月3日 07時31分
 神奈川県は、特別養護老人ホーム(特養)や有料老人ホームなど、看護師が常駐している高齢者施設で、新型コロナウイルス感染が疑われる利用者がいた場合、施設の看護師が抗原検査をできる態勢を整備する。県によると、通常は提携する医療機関まで連れて行って検査しており、「移動しない分、感染拡大リスクが減る」と説明している。
 県によると、医師の指示の下なら、看護師も検体採取と検査ができる。県は、施設で抗原検査をした後、陽性なら医療機関で診察・入院する流れを想定。陰性でも検体を医療機関や検査機関に送り、PCR検査してもらうという。県は、感染防護をしながら検体を採取する技術の習得や、医療機関との連携などの面で高齢者施設に協力する。
 昨年度、いずれも特養の「はまゆう」(三浦市)、「中の郷」(相模原市緑区)、「ケアプラザさがみはら」(同)などで試験的に実施し、発熱した入所者ら延べ三十三人に検体採取と抗原検査を実施し、いずれも陰性だった。施設から「すぐに検査結果が出るから対応方針を決めやすい」「クラスター(感染者集団)の発生を防ぐのに有効」との好意的な意見が寄せられたことから、広く展開することにした。 (志村彰太)

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