新幹線名物カチカチアイスにはコレ! 早く食べられる専用スプーン、愛す人続出 車内で販売中

2021年6月3日 12時00分

東海道新幹線の車内で販売されているスプーンは青、オレンジ、赤の3種類。それぞれに「N700S」のイラストが入っている=いずれもジェイアール東海パッセンジャーズ提供

 東海道新幹線の車内販売の名物「すごく硬いアイスクリーム」。これをより早く食べられるようにとスプーンの販売を始めたところ、よく売れている。熱伝導率の高いアルミ製で、ビジネス客らのささやかな「いこい」をサポートする。新型車両「N700S」のイラストがあしらわれ、自宅でも使えるのでお土産にもなる。 (宮畑譲)

◆”達人”の助言がきっかけ

 東海道新幹線の車内で販売されるアイスは、スジャータめいらく(名古屋市)製で、バニラ味は300円。非常に硬く、購入時に付いてくるプラスチックのスプーンではなかなか刺さらないことで知られる。目的地が近づいてきて、あせる乗客は少なくない。
 今回のスプーン開発は、車内販売を手掛ける「ジェイアール東海パッセンジャーズ」(東京)の中村明彦社長(55)と、友人との間の会員制交流サイト(SNS)でのやりとりがきっかけ。硬いアイスを食べるため、専用のスプーンを持ち歩いているという友人が昨年7月、「スプーンを車内でも販売したら」と持ち掛けた。

東海道新幹線の車内で販売されているスプーンとアイス

◆熱伝導+抗菌のハイテクな逸品

 過去にも商品化が検討されたことがあったが、1回で使い捨てのプラスチックのスプーンと異なって衛生面の懸念があり、断念していた。今回は、細菌が付きにくいよう表面を加工できる技術を持つ逸品社(横浜市)を中村社長が自ら探し出した。
 スプーンは1本600円で、アイスと一緒に買っても1000円以内に収まる。昨年12月に発売した青色は3日間で、当初用意した全てが売れた。現在は青、オレンジ、赤の3色を販売している。クリアファイルなど車内で販売されている新幹線グッズの合計と比べても、スプーンだけで約10倍の数が売れているという。

◆車内はスイーツ天国に

 今月には、「N700S」のイラストが入ったマドラーも発売。ジェイアール東海パッセンジャーズはSNSで、新幹線で車内販売しているソフトドリンクやアイスをこのマドラーで自分で混ぜて作り、座席で楽しめるオリジナルドリンクを提案している。
 中村社長は「旅全体がよりよいものになるようなサービスを心掛けたい」とアピールしている。

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