五輪開催見据え、テロ対策訓練 大宮署など 新都心駅に爆発物想定

2021年6月4日 07時08分

防護服に身を包み、棒状の機材を使ってリュックを回収する機動隊員=さいたま新都心駅で

 大宮署とJR東日本は三日、東京五輪など大規模イベントを標的としたテロ活動への対応を強化するため、五輪バスケットボール競技会場のさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)最寄りのさいたま新都心駅で、爆発物処理の訓練をした。
 不審者が爆発物の入ったリュックを駅構内に置いて立ち去ったと想定。大宮署員や県警機動隊員、同駅員ら約四十人が参加した。駅員が利用客を避難させて一一〇番し、防護服姿の機動隊員らが棒状の機材でリュックを回収するまでの手順を確認した。
 大宮署の富岡洋署長は訓練後の取材に「スムーズにいかなかった点を修正して今後の教訓にしたい。市民の安全確保を第一に、官民連携で有事に備える」と話した。
 県内の五輪会場は他に、埼玉スタジアム2002(さいたま市緑区、サッカー)、霞ケ関カンツリー倶楽部(川越市など、ゴルフ)、陸上自衛隊朝霞訓練場(朝霞市など、射撃)がある。 (杉原雄介)

◆五輪中止求め、知事に質問状 市民団体「県民の命守って」

 市民団体「オリンピックをやめて、県民のいのちをまもる埼玉の会」は三日、今夏の東京五輪・パラリンピックの中止を求め、大野元裕知事に公開質問状を提出した。
 公開質問状では、医療現場が厳しい状況の中で県がすべきことや、五輪についての考えをただした。医師でもある同会共同代表の辻忠男さんは「県民の命を守る立場に立ってほしい」と訴え、政府に働き掛けるよう求めた。回答の期限は十五日をめどとしている。
 東京五輪を巡っては、埼玉教職員組合(日教組埼玉)も先月二十五日、県に児童生徒の招待観戦を中止するよう求める要望書を提出した。新型コロナウイルスがまん延している状況下では、児童生徒の安全と健康に不安をもたらすとしている。
 県は五輪の五競技、パラの二競技の観戦に、県内の小中高校生約九万二千六百人を招待する予定。 (飯田樹与)

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