大井川知事、知事選 再選出馬を表明 「日本一幸せな県、実現へ」

2021年6月5日 07時44分

県議会の一般質問の答弁で、知事選出馬を表明する大井川知事

 大井川和彦知事(57)は四日の茨城県議会本会議で「引き続き県政を担当することについて県民の信任を頂けるか、二期目に向けて知事選に挑戦する決意をした」と述べ、任期満了(九月二十五日)に伴う知事選に再選を目指し立候補する考えを示した。次期知事選に立候補表明するのは大井川氏が初めて。 (宮尾幹成)
 中村修氏(いばらき自民党)の一般質問への答弁。一期目の成果として企業誘致や医師確保、農産物の輸出拡大とトップブランド化などを挙げた上で、「医療や福祉、防災など県民の安心・安全につながる生活基盤の充実を図り、県民が豊かさを享受できる『活力があり、県民が日本一幸せな県』の実現に全身全霊で取り組む」と語った。
 知事選を巡っては、既に自民党、公明党、国民民主党県連のほか、県医師連盟、「県食と農と水政治連盟」(県農政連)など各種業界団体、県市長会、県町村会などが大井川氏の推薦を決定しているが、大井川氏はこれまで「新型コロナウイルス対策と経済対策に集中したい」として出馬表明を見合わせていた。
 このタイミングで表明した理由について、知事は報道陣の取材に、県内の新型コロナの感染状況が落ち着きつつあることや、自民党などの支援が決まっていることを挙げた。
 選挙戦になれば、新型コロナ対策や経済対策をはじめ大井川県政全般に対する評価や、次の任期中に事前了解を求められる可能性がある日本原子力発電東海第二原発(東海村)の再稼働の是非などが争点になりそうだ。ただ、今のところ具体的な対抗馬の名前は挙がっていない。
 二〇一七年の前回知事選で独自候補を擁立した政治団体「いのち輝くいばらきの会」は、六月中にも候補者を選定する方向で調整しており、決定すれば共産党も協力する見通しだ。
 大井川氏は土浦市生まれ、日立市育ち。水戸一高、東京大法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)を経て、IT企業のマイクロソフトやドワンゴの役員を歴任。一七年の知事選で初当選した。

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