廃棄予定のイチゴを生パスタに 水戸農業高生が考案、販売 「食品ロスなくしたい」

2021年6月6日 07時28分

考案したイチゴの生パスタを販売する生徒たち=水戸市の京成百貨店で

 食品ロス削減に取り組む水戸農業高校(那珂市)農業研究部の生徒が、規格外で廃棄予定のイチゴを使った生パスタを考案し、五日に京成百貨店(水戸市泉町一)で販売会を開いた。
 考案したのは、国連のSDGs(持続可能な開発目標)を学ぶ二、三年生の女子部員六人。今年三月に農業研修で鉾田市のイチゴ農家「梅原農園」を訪れた際、形が悪かったり、傷ついたりしたイチゴが廃棄されていることを知った。同園で廃棄される規格外のイチゴは一日平均五十キロ。生徒たちは活用方法を模索した。
 定番のケーキやジャムも考えたが、イチゴとはミスマッチに思えるパスタに着目。同校で調理実習の外部講師を務める生パスタ専門店「パスタイオ・ジェノヴァ」(ひたちなか市)に協力を依頼した。
 完成した商品の名前は「ストロベリー生パスタ」。ペースト状のイチゴが生地に練り込まれ、甘酸っぱい香りが特徴だ。クリームソースが合う太麺と、トマトソースとの相性がいい細麺の二種類を用意した。

「ストロベリー生パスタ」の太麺(右)と細麺

 販売会では、生徒五人が午前十時半から店頭に立ち、昼すぎまでに百個以上が売れた。
 部長の小野瀬蘭さん(17)は「商品の説明をして買ってもらえるのがうれしい。食品ロスをなくす活動が周りにも広がってほしい」と笑顔を見せた。立ち会った梅原農園の梅原崚太さん(24)は「規格外のイチゴはこれまで仕方なく捨てていたが、パスタに活用してもらうことで新たな発見になった」と喜んだ。
 販売会は八日まで各午前十時半〜午後七時。生パスタは二種類とも各百五十円。 (松村真一郎)

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