虐待から少女守る施設 弁護士らのNPO、県内初開設

2021年6月7日 07時54分
 虐待を受けるなどして親と暮らせない十代後半の少女たちが緊急的に一時避難できる民間施設「子どもシェルター オズ」が、群馬県内で初めて開設された。弁護士を中心につくるNPO法人「子どもシェルターぐんま」(前橋市)が運営。少女たちを守るため、施設の場所は公表できないという。
 先月開設した施設は、児童相談所の一時保護から外れる十八〜十九歳や、十八歳未満でも一時保護できない十五歳程度以上を短期間保護するのが目的。少女ごとに担当の弁護士が付き、相談や親との交渉などを親身に引き受ける。
 定員は六人。少女たちは一軒家のそれぞれ個室に入り、一週間から二カ月程度、食事の提供を受けながら常駐するスタッフらと触れ合う。弁護士らとは話し合い、自立するなど新たな居場所を模索する。
 施設名の「オズ」は童話「オズの魔法使い」の主人公の少女が登場するキャラクターたちと旅をするように、入所する少女たちがスタッフと生活する中で願いをかなえてほしいとの思いを込めた。
 施設では少女の負担はなく、NPOは運営のために寄付やボランティアの支援を求めている。問い合わせはNPO=電027(212)6080=(平日の午前九時〜午後五時)へ。 (菅原洋)

関連キーワード

PR情報