【動画あり】在留資格ない仮放免の外国人への誹謗中傷 人権白書に記載なく 法相会見

2021年6月8日 18時28分

会見する上川法相

 上川陽子法相は8日、閣議後の記者会見で、人権教育や啓発を進めるための2020年度「人権白書」が閣議決定されたと公表した。白書で、在留資格のない仮放免の外国人やその支援団体への誹謗(ひぼう)中傷が起きている点の記載があるかを問われ、上川氏は「その項目はない。来年の白書の中では検討していきたい」と答えた。
 上川氏によると、白書では、新型コロナウイルス感染症に関連して発生した人権問題への対応を取り上げた。その中で、在日外国人に対する人権問題や対応・施策などは取り上げたが、会員制交流サイト(SNS)などで誹謗中傷が続く在留資格のない仮放免の外国人やその支援団体についての記載はないという。
 上川氏は「外国人の方々への誹謗中傷はあるのでたえずフォローしていきたい」と述べ、来年の白書には仮放免の外国人らへの指摘についても盛り込みたいとの意向を示した。
 出入国在留管理庁が昨年12月、在留カード等読み取りアプリを開発し、ネットで拡散している点について「市民の過度な干渉や差別をあおるのでは」との質問には、上川氏は「あくまでも偽造防止が目的で任意のもの。ヘイトスピーチを助長するようなことには当たらない。運用をしっかりしていきたい」と答えた。(望月衣塑子)

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