<新型コロナ>「外食禁止」の看護師ら お弁当の提供に感謝 目黒のイタリア人店主が寄付募り、食材費工面

2021年6月9日 07時15分

看護師たちに弁当を手渡すアンジェロさん(左)=田園調布中央病院で

 新型コロナウイルス患者を受け入れている医療機関を応援しようと、目黒区自由が丘でイタリア料理店を経営するイタリア人、コッツォリーノ・アンジェロさん(53)が、大田区田園調布の田園調布中央病院へ弁当を届けるボランティアを始めた。五週間にわたり、三十食分を毎週届ける予定という。
 アンジェロさんは、母国に看護師の親族がいる。過酷な医療の現場の話を聞かされ「コロナ禍で大変なのは医師や看護師」と実感。店の近くにある田園調布中央病院に弁当を届けることを思いついた。店頭で募金を呼び掛け食材費を工面した。
 病院は昨年二月から、感染が疑われる患者らを受け入れている。現在は、重症から回復期に転じた患者ら十数人が入院している。橋本敦事務長は、弁当の提供に「一年半近くの間、医師や看護師たちの外食を禁止しているので、すごく喜ばれる。大変ありがたい」と感謝している。
 アンジェロさんは「店も大変だが、常連客に助けられて何とかなっている。別の病院にも弁当提供を考えたい」と話している。 (宮本隆康)

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