母校でジャズ生演奏 横須賀出身のクラリネット奏者・宮脇さん 児童「大人っぽい」

2021年6月9日 07時17分

演奏後、児童から花束を贈られた宮脇さん(中)ら

 横須賀市出身のジャズクラリネット奏者・宮脇惇(あつし)さん(27)が八日、母校の市立山崎小で「学校訪問ジャズ・ライブ」を行った。戦後、横須賀で盛んだったジャズの生演奏を体験してもらおうと企画され、ギターとベースも加わったバンドの演奏に、児童らは手拍子をして聞き入った。
 宮脇さんは小学三年の時に映画「ベニー・グッドマン物語」を見て感動し、独学でクラリネットを始めた。洗足学園音楽大(川崎市高津区)在学中からプロとして活動、卒業後はバンド「宮脇惇カルテット」を結成。二〇一八年に若手ジャズミュージシャンの登竜門「ちぐさ賞」を受賞した。
 山崎小でのライブは、横須賀芸術文化財団が行う若手アーティスト派遣事業の一環。ベースの入船裕次さん(32)、ギターの渡部良介さん(32)と組む「ウッド・フォード」として体育館の舞台に上がった。「A列車で行こう」などの定番や、子どもたちになじみのある「パプリカ」をジャズやボサノバにアレンジして演奏。二回のステージを全校児童約四百人が聴いた。
 六年の男子は「自由で伸び伸びやっていて、こっちもつられて手拍子をして楽しく聴けた」、六年の女子は「ジャズは大人っぽくて、こういうリズムも好きだと思った」と話した。
 宮脇さんは「のりがよくて手拍子も始まり、こっちがつられて焦った。コロナで大変だけど音楽を体で感じ、ほかのことにも前向きに進んでくれたら」と語った。二十二日は母校の市立大津中でライブを行う。
 市内では七月二十四日、三十五回目となるジャズ祭「ヨコスカ ジャズ ドリームズ」(S席六千八百円など)がよこすか芸術劇場で開かれる。同三日には近くの映画館で宮脇さんも出演するプレイベントのライブ(映画鑑賞券付き千三百円)がある。問い合わせは横須賀芸術劇場予約センター=電046(823)9999=へ。毎月第二水曜は休館。 (村松権主麿)

山崎小で演奏する(左から)宮脇さん、入船さん、渡部さん=いずれも横須賀市で


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