<新型コロナ>高齢化進む相模原・若葉台地区 学生のワクチン予約代行 奏功 IT苦手…「支援ありがたい」

2021年6月10日 07時17分

ワクチン接種の予約代行を依頼する住民(右)=相模原市緑区で

 全住民二千百人の約六割が六十五歳以上という相模原市緑区の若葉台地区で、高齢者の新型コロナウイルスワクチン集団接種の予約を、大学生らがインターネットで代行する取り組みが奏功している。電話がつながりにくい中、一回目は希望者全員の予約を取った。住民は「IT弱者も多いので、学生の支援はありがたい」と話している。 (曽田晋太郎)
 代行に携わるのは、法政大多摩キャンパス(東京都町田市)の大学生と大学院生の計十五人。三年前からゼミ活動などを通じて交流のある住民有志から協力を求められ、応じた。希望者から氏名や接種券番号などを聞き、自宅などでインターネットから予約することにした。
 初めて予約の代行をした五月二十七日は、九千四百五十人分の枠が開始一時間余りで埋まる中、希望した三十四人全員の予約を約三十分で取ったという。住民有志の代表の柳井正晴さん(71)は「学生に支援をお願いして良かった」と話す。
 六月九日は学生三人が地区にある自治会館で、翌十日に予定している二回目の予約代行の希望者を募った。申し込んだ二十三人から接種券を預かり、希望の日時や会場などを記入してもらった。大越〓男さん(75)はこれまで百回以上電話をかけたがつながらなかったといい「一人暮らしでスマホやパソコンの操作に慣れておらず、本当に助かる」とほっとした様子だった。
 受け付けに当たった現代福祉学部三年の出口綾乃さん(20)は「予約方法が分からないだけでなく、耳が遠くて電話できないなど、いろいろな困り事があると分かった。私たちのできることで、少しでもお年寄りの力になれれば」と話した。
 十日は、学生六人が午前八時半から自宅などで予約を代行し、結果は住民有志を通じ、本人に伝える。
 学生らは今後も予約の代行を行う予定。問い合わせは住民有志の事務局を務める田中潔さん=電080(5007)5860=へ。
※ 〓は、金へんに明

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