全日本学童栃木県予選 宝木ファイターズ栄冠 26年ぶり全国切符

2021年6月10日 08時16分

26年ぶり3回目の優勝を決めた宝木ファイターズの選手ら(いずれも都丸満撮影)

 栃木県予選(県野球連盟など主催、東京中日スポーツ・東京新聞協賛)が5月30日、芳賀郡芳賀町のひばりが丘公園野球場で最終日を迎え、決勝など3試合を行った。決勝は、直前の県大会で優勝した宝木ファイターズが、東ビクトリーズとの宇都宮支部対決を制し、26年ぶりの全国大会(8月・新潟)出場を決めた。東は東京新聞カップ関東大会に出場する。3位は野木ETクラブ(野木)と田沼アスレチックBBC(佐野)だった。 (都丸満)

◆新監督歓喜

最後の打者を打ち取り、マウンドで右手を高々と突き上げた宝木ファイターズの日比大晴主将=栃木県芳賀郡芳賀町のひばりが丘公園野球場で(都丸満撮影)

 最後の打者を打ち取ると、マウンドで日比大晴主将が右手を高々と突き上た。
 14年前の決勝では1点差で涙をのんだ宝木ファイターズ。第15回大会以来、26年ぶり2回目の全国大会出場を決めた。
 コロナ禍で練習が思うようにできなかったが、「選手達がメニューを考え、自主トレをしていた」。さらに、徹底的に守備を練習し、その成果が「試合で生かせ、結果につながりました」と今大会から指揮を執る沼田考洋監督は声を弾ませる。
 「守備から流れを作るチーム」と言うように、準決勝まで最大でも1失点。準々決勝では7点差で勝利したが、他3試合では1、2点差と、打線が不振でもしっかりと守り勝ち上がってきた。
 決勝では、1番。真分太陽の内野安打に続き、日比主将の中越え打で先制するなど、初回に4安打で3得点し、堅守の宝木にとって好スタートを切ると、この日は打線も好調。最終7回以外は得点圏に走者を置くなど、先発全員安打の14本の長短打で好機を作った。

2回表2死、三盗を決めた宝木ファイターズの真分

 2回以降、相手守備陣に阻まれチャンスを生かせずホームが遠かったが、6回には、8番・奥秋凱登と真分の中前適時打で2得点。投げても、先発・大貫慶柘が4イニングを4安打3四死球。2回のピンチの場面でも1失点で抑え、継投した日比主将も3イニング1安打。野手陣も無失策で好投に応え、東打線を抑え込み優勝。5月上旬のガスワン予選に続き、県大会2冠目をつかんだ。
 「前監督の、全員野球の思いを受け継いで、しっかりと友達を信じて、野球を楽しんでやった結果だと思います」と沼田監督。準々決勝以外で先発し、優勝に大きく貢献した大貫は「どんなチームでも強気で攻めていきたい」、、その投手陣をリードした捕手の沼田真澄は「リードしていて楽しかった。全国でも強い気持ちでリードして、抑えて優勝したいです」と共に大舞台に向け力強く語った。

(左から)1番・真分太陽 2番・日比大晴 3番・大貫慶柘

(左から)4番・沼田真澄 5番・丸山優 6番・荒井陽翔

(左から)7番・増田九 8番・奥秋凱登 9番・佐藤幹太

◆初優勝届かず 東ビクトリーズ準優勝

13年ぶり2回目の銀メダルを獲得した東ビクトリーズの選手ら

 13年ぶりに決勝に挑んだ東ビクトリーズだったが、初優勝にあと一歩届かず2回目の準優勝に終わった。
 宝木とは、同じ宇都宮支部で、今大会の支部予選準決勝でも対戦。3−0で勝利し、今チームの対戦成績は2勝2敗と互角だった。
 守備では、大きなミスもなく、2回以降は好守が光った。4回無死満塁の場面で、左飛を好返球、タッチアップした三走を補殺し併殺に。直後には三塁手・塚田賢生が、フェンスギリギリの邪飛を転倒しながら好捕するなど、5回まで毎回ランナーを背負うもホームを守った。

4回表無死満塁、東ビクトリーズは、左飛でタッチアップした三走を好返球で捕殺し4点目を阻止した

 勝敗を分けたのは「チャンスで一本が出たか出ないかの差だった」と大垣修一監督は振り返り、影山大翔主将も「守備でいい流れだったけど、その後のバッティングが」と唇をかんだ。
 5回までに5安打を放つも、得点につながったのは2回、先頭の影山大翔主将が中越え二塁打、1死後に石塚の中前適時打で奪った1得点に終わった。
 「初回の失点がなければ」と指揮官、それでも「子供たちは精いっぱいやってくれた」とうなずき、関東大会では「鍛え直して、守りも打撃も一つ上のレベルに引き上げ、何とか取りたいですね」。影山主将も「打撃、守備をもう少し強化し、打って勝ちたいです」と力を込めた。

4回表2死、フェンスギリギリの邪飛を転倒しながら好捕した三塁手・塚田

 ▽決勝
宝木ファイターズ
3000020|5
0100000|1
東ビクトリーズ
(宝)大貫慶柘、日比大晴−沼田真澄
(東)岡地絃斗、戸田雄大−影山大翔
 ▽準決勝
宝木ファイターズ(宇都宮)1−0野木ETクラブ(野木)
東ビクトリーズ(宇都宮)9−8田沼アスレチックBBC(佐野)
 ◆優勝メンバー◆ 
(10)日比大晴(1)大貫慶柘(2)沼田真澄(3)増田九(4)丸山優(5)荒井陽翔(7)奥秋凱登(8)真分太陽(9)佐藤幹太(11)小室琉偉(12)金子侑空(13)吉田直生(14)矢部竜海(15)斎藤龍斗(16)稲葉さくら(17)小峰瑞城
 ◆準優勝メンバー◆ 
(10)影山大翔(1)山口智徳(2)戸田雄大(3)石塚大雅(4)遠藤誉志(5)塚田賢生(6)岡地絃斗(7)橋谷田礼(8)八板晃悠(9)藤井康太(11)砂川俐月(12)工藤瑛斗(13)橋本悠佑(14)池田集(15)河野広太郎(17)黒田悠惺(18)嶋田柊翔(19)菊池凌生(20)清水蓮生(0)橋本悠杏
(東京中日スポーツ)

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