23区の3次元地質図 産総研がHPで公開

2021年6月11日 06時42分

東京23区地質地盤図で閲覧できる港区三田付近の立体図。地下の赤い所は固い地盤、青い所は軟らかい地層を表す=産総研提供

 国立研究開発法人・産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は、東京二十三区の三次元地質地盤図を完成し、ホームページで公開し始めた。二・五キロ四方で深さ数十メートルの地下地質の立体図を、角度を変えたり拡大したりして閲覧できる。立体図の閲覧にはソフトウエア「Cortona3D Viewer」のダウンロードが必要となる。
 三次元地質地盤図は、東日本大震災をきっかけに、国民の地盤リスクへの関心が高まったとして、産総研が作り始めた。二〇一八年三月に公開した千葉県北部地域に続き東京二十三区が二例目となる。
 東京二十三区の三次元地質地盤図は、産総研による二十地点の調査データを地質の基準とし、公共工事で得られた約五万地点の調査データと合わせて作った。立体図のほか、見たい場所の地質断面図、調査データなどが閲覧できる。
 産総研は今回の調査で、これまで固い地盤とされてきた武蔵野台地の世田谷区西部や代々木−高輪間の地下に軟らかい泥層を発見したという。中沢努研究グループ長は「軟らかい地層は、固い地盤に比べ地震の揺れが大きくなる可能性がある。ハザードマップ作製などに役立ててほしい」と期待する。 (増井のぞみ)

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