子育て支援の物資拠点に ふじみ野市が空き店舗活用

2021年6月11日 07時10分

ひとり親家庭や生活困窮者への支援物資の中継所として活用が始まった空き店舗=ふじみ野市で

 ふじみ野市で、空き店舗を子育て支援の物資拠点に活用する取り組みが本格的に始まった。寄付されたランドセルや中学校の制服を保管するほか、企業などからの食料品寄付も受け付けている。同市福祉総合支援チームの担当者は「これまでは市役所の保管スペースに限りがあった。今後ひとり親家庭へのフードパントリーや子ども食堂への食材提供などで活用していきたい」と話している。
 物資拠点は同市上福岡一丁目の空き店舗の一、二階で、計約四十五平方メートル。昨年末、所有者から市に「子ども支援に役立ててほしい」と提供の申し出があった。市はさっそく四月の入学シーズンに、ランドセルや制服の寄付の受け入れに活用。今月九日には同市の近藤建設から、賞味期限が近づいた防災用非常食と飲料水が寄付された。
 同社の宇佐見佳之社長は「もともと災害時に地域の人の社屋への避難も想定して用意していた。交換時期を前倒しすれば、市を通じて子ども支援などに活用できることが分かってよかった」と話す。
 市福祉総合支援チームの中村生(いく)主査は「一階を物資の中継所として使い、二階は今後、子どもの居場所づくりなどに利用していきたい」と話している。 (中里宏)

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