五輪アプリ費用削減「受注先脅せ」 平井デジタル改革担当相が不適切発言、自ら認める

2021年6月11日 10時28分
記者会見する平井デジタル改革相=11日午前、内閣府で(共同)

記者会見する平井デジタル改革相=11日午前、内閣府で(共同)

 平井卓也デジタル改革担当相は11日の記者会見で、東京五輪・パラリンピックで使用する健康管理アプリの開発を巡り、自らに不適切な発言があったと明らかにした。約73億円に膨らんだ費用の削減を目指していた4月、内閣官房の担当幹部らに会議で「(発注先を)脅しておいた方が良い」などと指示していた。
 費用削減は5月、発注先の共同事業体が正式に受け入れ、約38億円に圧縮された。平井氏は「国民の血税を預かる立場で、無駄をなくしていく強い気持ちを持っている。表現は不適当で、今後気を付けていきたい」と釈明した。
 この問題は11日、一部メディアが音声データを入手したとして報じた。発注先の共同事業体にはNECが参加。平井氏は会議で「NECには死んでも発注しない」「今回の五輪でぐちぐち言ったら完全に干す」などと発言したとされ、NEC側が費用削減に難色を示していたとうかがえる。
 NECは取材に対して「政府の方針を踏まえて当社を含む共同事業体として協議し、契約変更に応じたのは事実。詳細については個別の顧客との話のため、回答は控えさせていただく」とコメントした。 (共同)

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