河野太郎行革相「実力は1日80万回程度」 ワクチン接種回数で菅首相とずれ

2021年6月11日 19時55分
新型コロナウイルスのワクチンのサンプル(米ファイザー提供)

新型コロナウイルスのワクチンのサンプル(米ファイザー提供)

 河野太郎行政改革担当相は11日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチンの1日当たりの接種回数について「実力で80万回くらいではないか。100万回を目指して頑張りたい」と述べた。菅義偉首相は9日の党首討論で「8日は100万回を超えた」と述べたが、認識のずれが明らかになった。
 政府の11日の発表では、8日の接種回数は高齢者と医療従事者を合わせて76万5000人。
 政府発表は、各自治体が接種記録システムに入力した数を合計している。後日まとめて入力する自治体もあるため、直近の日付だけでなく、過去の日付の接種回数も日々増えていく。
 8日の接種回数も9日時点では約64万回だったが、2日間で12万回以上増えた。河野氏の発言は今後のこうした増加分を踏まえても、現在の1日当たりの接種能力は100万回に届いていないとの認識を示したものだ。
 一方、首相の発言の根拠となった「100万回」は、累計接種回数の前日からの増加数だ。過去の日付の増加分も含んでいるため、政府目標の「1日100万回接種」が実際に達成できたことを示す数字ではない。
 河野氏は「何とか早期に100万回にしていきたい。さらに職域接種で上乗せしていけたらベスト」と21日から本格的に始まる職域接種に期待した。
 職域接種に関しては、政府の11日夕時点のまとめで、全都道府県の1821の会場から申請があった。(井上峻輔)

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